AGLシリーズ フライロッド

 

AGLとはAdvanced Guide Layoutの略称です。
では、AGLとはどんなシステムでどんな効果があるのでしょう?

発端は店主のバスバギング(ブラックバスをフライで釣ること)好きからでした。
大型で空気抵抗の大きなバスバグ(獣毛やコルク、バルサやプラスチック製のバス用フライ)はとても投げにくいフライです。フォルスキャスト(ラインを前後に繰り出すこと)の回数が多いと、大きなフライが時には帽子に当たったり背中をつついたり・・・とくに風の強い日などにはこのようなトラブルがよく起こります。 「なるべく1回の振りだけで投げられるフライロッドが欲しい」そう思った店主は春日部のロッド工房「Outdoor Division EST」さんに相談しました。ESTさんはそんな店主の相談に快く乗ってくれ、そこから二人三脚の試行錯誤が始まりました。

プロジェクトが開始され、その時点ではベストと思われるロッドもいくつかリリースしましたが、それでも「もっと簡単に投げられないか?」という探求は続きました。そして試行錯誤を続けて2年目のある日、ある事実に気づきました。
それは「フライキャスティングありきで考えているからいけないんだ」ということでした。
フライをされている多くの方々はご存じだと思いますが、フライキャスティング(投げ方)は、ルアーや餌釣りなど他の釣りの投げ方とは少し違った動きをします。ルアーを始めとした通常の釣りの投げ方は、遠心力を利用して「野球のボールを投げるようなフォームとタイミング」で投げられるのでビギナーでも馴染みやすいのに対し、フライの投げ方は「良い形のループ(飛行するフライラインの形)を作る作業」なので、他の釣りとは全く別の軌道やタイミングで竿が動く場合が多いのです。ここが「フライは難しい」と言われる所以の一つです。この特殊な竿の振り方を基準にロッド作りを考えていたため、新しい世界へ踏み出せなかったのです。
それまでの「フライキャスティングありき」でのロッド作りをいったん白紙にして、一般的な人達が馴染んでいる「投げる」という動作に合わせてループを作ってくれるフライロッドを考え始めたのです。そう、逆転の発想です。幸い、ESTさんも店主も、ルアーフィッシングをはじめとした「フライ以外の釣り」も好きだったのでこの考え方に沿って開発・テストが可能となりました。もし二人がフライフィッシングオンリーの釣り人だったとしたら、この考え方は出来なかったことでしょう。

それからも様々な試行錯誤が続きました。様々なブランクを試し、様々な作り方でテストロッドを作りました。そして、ついに得た結論がAGLシステムだったのです。そのシステムの内容の詳しくは以下のリンクをご覧ください。

AGLシステムについて ブログ「店主のマニアック日記」より

こうして完成したAGLシリーズフライロッド。近距離・中距離は野球のボールやルアーを投げる感覚でキャスティングが可能です。これまでも多くの方々に絶大な支持をいただいております。ビギナーの方もベテランの方も是非お試しいただきたい一竿です。

LM70TP

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LM70TPの諸元
長さ7フィート(約210cm) 適合ライン#5~6 3本継ぎ 仕舞い寸法約75cm 素材:グラスファイバー 価格¥55,000(税込)

LM70TPのTPはトラウト(Trout)の頭文字Tとパンフィッシュ(Panfish)の頭文字P。トラウトなどの鮭鱒類だけでなく、ブルーギル(パンフィッシュ)などの温水系対象魚も視野に設計されています。このLM70TPフライロッド一本で、渓流から管理釣り場の鱒類、野池のブルーギルや小型のブラックバス、ボートやフローターフィッシング、漁港のアジやメバル、カマス、メッキやフッコなどなど、場所や対象魚を選ばないオールラウンドな一本です。これからフライフィッシングをスタートされる方、オールラウンドにフライフィッシングを楽しみたい方にはまさにうってつけな竿です。
近距離から中距離を投げる時は、AGLシステムの効果でまるでルアー感覚。手首の一振りだけでキャスティングが可能です。

LM70TP片手投げの動画

ビギナーの方はLM70TPなら難しい練習などは後回し(笑)、まずは管理釣り場などで実釣してみましょう。

LM70TPはとても投げやすいロッドですので、ともすると初心者専用と誤解されやすいのですが、初心者が投げやすいということは、ダブルホールなどのテクニックを持ったベテランの方が投げると更なるポテンシャルを発揮します。通常のウェイトフォワードラインはもちろんですが、特にシューティングヘッドシステムとの相性も良く、7フィートのグラスロッドとは思えない異次元のパフォーマンスを体感できます。

LM70TPシューティングヘッドラインのキャスティング動画
LM70TP渓流での実釣動画

LM70TPはティムコ・サイエンティフィックアングラー社のエアセル、エアセル・トラウト、エアセル・パンフィッシュ、エリアブースターなどの#5か#6のウェイトフォワードのフライラインを使用して開発テストを行いました。フライフィッシングの場合、ライン選び(ロッドとラインとのマッチング)はとても重要です。LM70TPのパフォーマンスを体感するためにも、はじめは是非上記のフライラインをお試しください。

お支払いには銀行振り込み・ゆうちょ口座への振り込みがございます。
ご注文・お問い合わせはメール(curtiscreek99@gmail.com)またはお電話(027-289-2307)で承っております。

MS78BB

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MS78BBの諸元
長さ 7フィート8インチ 適合ライン#7~8 3本継ぎ 仕舞い寸法約82cm 素材:グラスファイバー 価格¥58,000(税込)*着脱式のエクステンションバットとロッドバッグが付属します。

AGLシリーズの基礎的なモデルがMS78BBです。末尾のBBはブラックバス(Black Bass)を意味しています。 先の説明でも触れているように、店主のバスバギング好きからこのロッドの開発が始まりました。フローターやカヤック、ボートなどからのバスバギングを想定し、「大きくて空気抵抗のあるバス用フライを、ルアーのような1投のキャスティングで」をコンセプトに研究開発しました。7フィ-ト8インチという長さは、野池などのフィールドでよく見られるオーバーハングの下を狙う場合の操作性を考えたものです。近距離から中距離を投げる時は、AGLシステムの効果でまるでルアー感覚。手首の一振りだけでキャスティングが可能です。

MS78BBの先代モデルの片手投げの動画

これからバスバギングを始めてみたい方はもちろん、ベテランの方々にもきっとご満足いただける操作性とキャスト性能を持っています。 LM70TP同様とても投げやすいロッドですので、ともすると初心者専用と誤解されやすいのですが、初心者が投げやすいということは、ダブルホールなどのテクニックを持ったベテランの方ならバスバギングだけではなく、ボートシーバスや湖のトラウトフィッシングなどにもベストマッチです。ウェイトフォワードやバスバグテーパーラインはもちろんですが、こちらもシューティングヘッドシステムとの相性も良く、グラスのショートロッドとは思えない異次元のパフォーマンスを体感できます。

MS78BBの先代モデルでのバスバグテーパーラインのキャスティング動画
MS78BB の先代モデルでのシューティングヘッドラインのキャスティング動画

MS78BBはティムコ・サイエンティフィックアングラー社のエアセル・バスラインを中心に、エアセル・トラウトなどの#7か#8のウェイトフォワードのフライラインを使用して開発テストを行いました。フライフィッシングの場合、ライン選び(ロッドとラインとのマッチング)はとても重要です。MD76Bのパフォーマンスを体感するためにも、はじめは是非上記のフライラインをお試しください。

お支払いには銀行振り込み・ゆうちょ口座への振り込みがございます。ご注文・お問い合わせはメール(curtiscreek99@gmail.com)またはお電話(027-289-2307)で承っております。